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木の伐採から材木ができるまで


忘れてしまいがちですが、木のものづくりは、木材の加工からではなく、木の伐採から始まります。

 

もともとは仏壇の障子や天井のように細い角材の求められる商品を作っています。

これには節目の少ない、まっすぐな木材が求められます。

 

実は、この木材にするまでの工程が非常に時間のかかる作業なのです。

 

木を木材にするまでの工程は、大きく分けて「伐採⇒製材(裁断)⇒乾燥の3工程です。

 


◆伐採

 

まずは木の伐採です。弊社ではこの工程は行っていませんが、一般的に木によって伐採に適した季節が異なるため、木の伐採は計画的に行われています。

 

スギなどは、伐採してすぐ運搬するのではなく、山に寝かせて灰汁や水分を抜きます。この工程を「葉枯らし」といいます。これにより品質が良くなるだけでなく、木が軽くなるため運搬コストを抑えることもできます。


◆製材

 

実際に製材工場に運び込まれた原木や丸太をどのようにカットしていくのでしょうか。

 

まずは木の皮を剥きます。そして中の状態を確認します。

 

それから「木取り」という採寸作業を行います。木はそれぞれ長さも形も異なります。まっすぐなものもあれば、大きく曲がっているもの、傷があることもあります。それぞれの特徴を見極めながら、最も歩留まりが良くなる裁断位置を決めます。

多くの場合、まずは大きめに裁断し、乾燥後に曲がりを修正してさらに製材します。

 

大切な木材です。できるだけ余すことなく材木として使いたいので、非常に重要な工程です。しかし製材工程では必ず廃棄となる部分が出ます。鋸で切ればおが屑が出ますし、傷や節があって使えない場合もあります。傷や節はうまくデザインとして使えることもありますが、残念ながら脆弱性や痛みを避けるために、材木として使えないことが多くあります。

 


◆乾燥

 

製材が終わればいよいよ加工して商品へ…とはいきません。

 

製材後の木材は、まだ灰汁や水分を含んでいます。自然乾燥を経て、ようやく実際に加工できる木材になります。製材所によっては、木材用乾燥機で乾燥されます。

 

弊社では製材後の木材は屋根のある屋外に積み上げています。こうして風に当てることで木材に仕上がっていくのです。

横向きにしているのは、反りのないまっすぐな木材に仕上げるためです。

 


山で木を伐採してから木材になるまで最低でも2年かかります。

 

こうして時間をかけて準備した木材を加工して、ようやく木の製品になります。

 

本当に長い道のりです。


いかがでしたか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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